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対比の器
対比によって盛り込まれるものを際立たせるための器。
それが『対比の器』です。
このシリーズでは、色彩の対比を活かし、盛り込まれるものがより鮮やかに映るように設計しました。
明暗、彩度、色相といった要素を用いることで、器と料理の間に緊張感が生まれ、視覚的なコントラストが成立します。
さらに、質感の対比も重要な要素です。
枯れた風合いの器に瑞々しい料理を盛ることで、対比が生まれ、料理の新鮮さや器の質感がより鮮明に感じられます。
加えて、質量の対比にも着目しました。
軽やかに見せたい料理には、あえて重厚な器を合わせることで、まるで彫刻台のように料理の浮遊感を際立たせます。
こうした対比によって生まれる緊張と調和。
そのバランスを探りながら、『対比の器』を制作しています。

焼き玉ねぎとデザート皿
色相と質感、彩度の量感の対比の効果。

ローストチキンと10インチ皿
明度と質感、量感の対比の効果。

焼き芋とオーバル・パン皿
明度と彩度、質感、量感の対比の効果。